moeママんちへ

ということで以前から約束していた、moeのお母さんのところへお話をしに。小学校の頃の絵日記もmoeから預かったままだったので返すついでもあった。二十歳までの誕生日ごとの写真とか、旅行に行った写真とかいろいろ見せてもらった。俺も自分なりに選んだ写真を渡した。「こんな表情の写真なんてみたことないわぁ」って言われた。お母さんの部屋にはmoeが集めたぬいぐるみ(うさぎが多かった)とか、moeが作った部屋や夜店のミニチュア(写真)がいっぱい飾ってあった。
入退院の履歴を一覧に書き出していたのを見せてもらった。こうやってみると壮絶すぎる。病状のことは今まではっきり聞いたことがなかったので結構ショックだった。病院の先生には年末(あるいは春)までもったらいいほうだと言われてたらしい。頭の中に通してる管はもうほとんど臨床実験台だったみたいで、できることはすべてやり尽くしたと… 年末に発作で倒れたとき、受け入れてくれる病院がなくて困ってたという話も聞いた。「白い巨塔」の里見先生みたいな人がいて、なんとか入れてくれたみたいで… 病院ってのはほんとにこういう世界なのか。

逝ってしまう間際の話も詳しくしてくれた。脊髄や頭が痛くてたまらないとか、寝返りもうてないほど体左半分が麻痺してたとか、最後は薬で意識朦朧としてたとか、ちゃんとしゃべれなくて動かない手で一生懸命字を書いて、やってほしいことを訴えた(そのメモ書き見せてもらった)とか… 話しながらお母さんはとうとう泣き出して、俺も耐えれなかった。俺は何にもわかってなかったよ、moeちゅん(涙)
結局、moeママと一緒に泣いたり笑ったりして3時間ほど過ごした。また来週来る約束をした。お土産においしそうな食パン一本まるままいただいた。大事に食べるよ…